今回は、”【夜明けの唄】最終回までネタバレ! アルトの正体や結末までご紹介!”について記事にしていきます。
『夜明けの唄』は幼い頃から化け物と戦うエルヴァと、そんなエルヴァを救う力を持つアルトのお話です!
今回はそんな『夜明けの唄』のネタバレと感想をお伝えしていきます。
それでは早速、”【夜明けの唄】最終回までネタバレ! アルトの正体や結末までご紹介!”と題して進めていきましょう。
目次
【夜明けの唄】最終回までネタバレ!
【登場人物】
エルヴァ
島を守る覡(かんなぎ) になって12年
夜の海からやってくる怪物と戦う
墨痣(ぼくし)と飛ばれる黒い痣が手足の先から体に侵食している
アルトと知り合った頃から、なぜか墨痣の面積が減っていく
アルトノウル(愛称:アルト)
父親は4歳の時に蒸発し、母親が亡くなった後は叔母に引き取られる
覡であるエルヴァと知り合い、島の人を守るために戦うエルヴァに惹かれた
なぜか夜の海の化け物に襲われない
実はただの島の人間ではなく…?
マルエリ
西の海を守る覡
体には墨痣が相当侵食している
海岸に流れ着いたアルトを助ける
レティ
覡たちを管理する修道院の人間
観察官としてエルヴァのことを気にかけている
覡や夜の海に現れる化け物について調べを進めている
コノエという護衛と共に行動している
ここからは『夜明けの唄』のネタバレを含みますのでご注意ください!
夜明けの唄ネタバレ1巻
覡(かんなぎ)様と呼ばれるエルヴァは島の人間に恐れられる人物でした。
覡は普段、夜の海に向かい、海からやってくる恐ろしい化け物と戦います。
覡について
- 覡たちは100年もの間、代替わりをしながら夜の化け物と戦っているとされている
- 覡候補の子供は髪が突然白くなって、額に花のような紋様が生まれる
→この状態を「花付き」と呼ぶ - 花付きとなった子供はまず修道院へ入れられる
- 覡が死ぬと花付きから次の覡が選ばれる
- 殆どが覡になって5年ほどで亡くなり、最長で生きても8年だとされる
- 化け物と戦ううちに指先から黒痣で支配され、体は真っ黒になり死を迎える
エルヴァもいつか自分が黒い痣で覆われ、死んでしまう日を考えてしまうのでした。
しかし、そんな中でエルヴァは島のアルトという少年と仲良くなります。
明るく、真っすぐでエルヴァの体にある黒い痣を見ても恐れない不思議な少年のアルト。
そんなアルトが可愛い犬のように思えたエルヴァは、次第に共に過ごすようになりました。
ですがある時、エルヴァは自分の体の黒い痣が少しずつ薄くなっていることに気付きます。
何年も覡として暮らしていましたが、こんな現象は初めてです。
それから8年の月日が流れても、エルヴァは覡として生きていました。
体の黒い痣はアルトと共に過ごす日々の中でどんどんと消えていき、エルヴァは覡として今でも島を守っていたのです。
夜明けの唄ネタバレ2巻
エルヴァは夜の海にアルトが落ちてしまったと話を聞き、不安でいっぱいになります。
既に1週間アルトと出会えていないせいか、エルヴァの体には指先からゆっくりと黒い痣が広がっていました。
しかし、エルヴァは覡としての任務があるため、アルトを探しに行くことはできません。
アルトを探すのは他の人に任せるしかなく、エルヴァは不安な日々を過ごすことになったのです。
一方で、海に流されていたアルトは西の覡であるマルエリに拾われていました。
アルトは他の島の住人のように、なぜか海の怪物たちに襲われることはありませんでした。
マルエリの墨痣の心配をしながらも、同時にエルヴァのことも頭から離れないアルト。
その後アルトは無事エルヴァの元へ帰ることが出来、安心したエルヴァはつい泣いてしまうのでした。
夜明けの唄ネタバレ3巻
アルトは以前に夜の海で見たことを、エルヴァに打ち明けます。
あの日、夜の海からやってきた怪物は次々と海にいた男たちを襲いました。
その中でなぜか襲われないアルト。
それだけじゃなく襲われた人間の中には、化け物の精神が体に入り込んだのか「ようやく体を手に入れた」なんて話す者もいました。
アルトはそんなことから夜の海の化け物の存在を恐ろしく感じます。
一方で、アルトは覡を教育しているという修道院の存在が怪しくも感じていました。
そんな中で、修道院の観察官でもあるレティから様々な事実を聞くアルト。
12話で明かされた事実
- 黒い海は島の回りにしか存在しない
- 化け物に襲われるのは島の人間だけ
→レティは島の人間ではないため、化け物に襲われない - レティはパソコンのような機械を使って、島の外と連絡を取っていた
- 島の外には文明が進んだ国がある
- この島の領主だけは島の外と関わりがある
→レティたちは、領主に招かれてこの島にやってきた
アルトはそんな事実を知り、領主に対して不信感を持ち始めるのです。
夜明けの唄ネタバレ4巻
アルトがこの島の状況についてを少しずつ調べていく中で、突然領主の妻であるニナからピクニックに誘われました。
そこでニナから、様々な衝撃な事実を知らされるアルト。
19話で明かされた事実
- ニナの正体は、かつて海に捨てられた少女に夜の海の化け物(*今後黒海と表記する)が入り込んだ存在
- 黒海は皆、人間になりたいと感じている
- ニナはアルトのことを王子様と呼ぶ
- アルトの父親は人間の体を手に入れた黒海である
→アルトは黒海(父)と人間(母)の間に生まれた存在 - アルトは黒海たちを操ることができ、黒海たちは早く邪魔な覡を殺して欲しいと思っている
- アルトがエルヴァの黒い痣を消すことができたのも、黒海側の人間だから
アルトはそんな事実に酷くショックを受けました。
この先も、エルヴァと共に幸せに暮らしていくことが夢だったアルト。
しかし、エルヴァがいつも殺し続けているあの海の怪物…その怪物と同じ血がアルトにも流れていたのでした。
夜明けの唄ネタバレ5巻
島では突然襲撃事件が起こり、大パニックになります。
その際、襲撃犯が白い髪と手足が黒い人間だったことから、覡のだれかが犯人だと噂になりました。
エルヴァはそんな中で犯人を捕らえる協力をしますが、そこで島の住人を襲っていた犯人の顔を見ます。
犯人は死んだはずのミカイルでした。
ミカイルはかつて覡だった人間で、花付き時代に修道院で仲良くしていた人物です。
しかし、ミカイルは覡としての役目を果たす中で、黒痣に体を埋め尽くされ8年前に既に亡くなったはずでした。
ミカイルはエルヴァに対して、島の人間たちに復讐をしようと誘ってきます。
その後、エルヴァはミカイルから様々な事実を知らされるのでした。
22話、23話で明かされた事実
- ミカイルの体には現在、黒海が入り込んでいる
→ミカイルとしての人格も消えておらず、現在は体内で2つの人格が手を組んでいる - 覡は未来予知のような能力が使えるが、それと同時に黒海が知っている過去も教えてくれる
- ミカイルはそれによって、過去に覡たちがこの島で酷い扱いを受けていたことを知る
- エルヴァはミカイルの黒海の力によって、過去に起きたとある事件を見せられる
【夜明けの唄】アルトの正体は?
アルトの正体は
黒海という夜の海の化け物と人間のハーフです!
そんな事実が明かされたのは第4巻の19話になります。
アルトの父親は黒海によって支配された元人間、アルトの母親は普通の人間でした。
- 正体不明の化け物であり、夜の海が本当の姿
- 液体のような体で、意思を持っている
- 黒海の誰もが人間になりたいと感じている
- 黒海は人を乗っ取るために陸に向かうが、いつも覡に邪魔をされる
- 黒海が乗っ取れることができるのは一部の人間だけで、その条件は黒海も分かっていない
アルトは黒海たちから王子と呼ばれ、慕われています。
また、黒海たちはアルトの命令を逆らえないと話し、アルトに特別な力があることが分かります。
黒海が乗っ取ることが出来た人間
- アルトの父親
人間の体を乗っ取り、初めて人間との間に子を生した人物
子供であるアルトは黒海たちにとって誇らしい存在でもあり、王子と慕われる
現在は行方不明で、黒海たちもどこにいるのかわからない
- 領主の妻のニナ
かつて海に捨てられた少女だが、黒海によってその体を乗っ取られる
現在は黒海の存在も、この島の仕組みも全て知っている領主と結婚している
領主との間に黒海と人間のハーフである、ヒルダという赤子を産んだ - バジル
元死刑囚であり、黒海によって乗っ取られた元人間(第1巻の4話)
現在はニナの元で、従者として働いている
【夜明けの唄】最終回の結末は?
『夜明けの唄』の最終回の結末はエルヴァとアルトが結ばれて、幸せに過ごすことができると予想します!
現在はまだ連載中であり、最終回が描かれるのはまだ先になりそうなこちらの作品!
ここからは最終回を予想するにあたって、
- 黒海について
- アルトの役割
- エルヴァは幸せになれるのか?
気になった3つのポイントについて順番に紹介していきます!
黒海について
黒海に関しては上記の項目でも紹介しましたが、正体不明の夜の海の化け物です。
海そのものが彼らの正体らしく、夜になると化け物の姿に変わり島の人間の体を乗っ取ろうと上陸してきます。
そんな黒海たちですが、いつも邪魔をしてくる覡の存在を面倒に思っていました。
だからこそ19話のときに、黒海たちはアルトに対して「覡を殺せ」だなんて命令するんですよね。
また、黒海たちが人間を乗っ取れるのには、なにか条件があるそうです。
そんな事実は、人間を乗っ取ることができたニナやバジルにも理解できていないようで、今後詳しく明かされるのが気になる部分です!
アルトの役割
アルトは人間を乗っ取った黒海(父)と人間(母)の間に生まれた子供です。
そんなアルトについて注目したいのはやっぱり父親の存在で、基本的には人間を乗っ取った黒海はお互いの存在を感じ取ることができます。
しかし、アルトの父親に関しては現在、どこにいるのか分からない様子なんですよね。
アルトの父親は一番鍵を握っている人物だと思いますので、今後登場するのを楽しみにしています!
また、アルトは黒海と人間のハーフであり、王子と呼ばれ特殊な力を持っているようです。
その力によってニナやバジルを操ることができたり、覡たちを支配する黒い痣を消すことが出来るアルト。
アルトは自分の生まれに悩んでいましたが、ハーフとして生まれたからこそエルヴァを黒痣から救うことが出来たんですよね。
エルヴァは幸せになれるのか?
海からやってくる化け物を殺すために生まれて、黒痣に飲み込まれていつか死ぬ運命だったエルヴァ。
しかし、エルヴァはまだアルトが黒海と人間のハーフだという事実を知りません。
絶対にアルトの正体を知ると、エルヴァはショックを受けますよね。
2人は敵対関係にあり、今後結ばれるのは難しいかなと思います。
ですが、第4巻17話のときに、エルヴァはこの島から出たら男同士でも交際が認められ、幸せに暮らせる国があると話を聞きました。
いつかは島の外にでて、エルヴァとアルトは幸せに暮らせるかもしれない。
そんな風に願っているエルヴァを応援したくなるんですよね!
まとめ
ここまで、【夜明けの唄】最終回までネタバレ! アルトの正体や結末までご紹介!”について記事にしてきました。
『夜明けの唄』は、エルヴァとアルトの恋愛をじっくり追いかけたくなる作品でした!
お話はまだまだ謎が多く「黒海がどうして存在しているのか?」や「黒海はどうして島の人間だけを襲うのか?」など気になることばかりです!
そんな謎も今後、詳しく明かされるのを楽しみにしています!
それでは今回は、【夜明けの唄】最終回までネタバレ! アルトの正体や結末までご紹介!”と題してお届けしました。