今回は”葬礼の案内人ネタバレ!故人の最後の想いを遺族に伝える物語!”のテーマをお伝えします。
「葬礼の案内人」は、故人の記憶を届ける案内人が最後の想いを遺族に伝えていく切なくも感動する物語。
この作品は、めちゃコミックのオリジナル作品で独占配信されているものです。
今回はそんな、「葬礼の案内人」のネタバレと感想を紹介していきます!
それでは早速、「葬礼の案内人ネタバレ!故人の最後の想いを遺族に伝える物語!」と題して進めていきましょう。
目次
葬礼の案内人ネタバレ!
【登場人物】
清見 道人(きよみ みちひと)
葬儀屋の案内人
故人の記憶を遺族に届けることができる
ここからは、葬礼の案内人の全話ネタバレになるので、ご注意ください!
葬礼の案内人ネタバレ1話
もし大切な人が亡くなった時、あなたに伝えたい思い出があると言われたらあなたはどうしますか?
もし、知りたいのならご案内いたします…
溝上美幸は、母から手書きのレシピノートをもらっていいのか分からず、表紙すら開けられていません。
すると、星ノ屋葬儀社の清見という人物が葬儀の打ち合わせでやってきました。
清見が故人に手を合わせると、美幸は母に迷惑ばかりかけていて何もしてあげられなかった、母は幸せだったのだろうかと辛そうに話します。
「知りたいですか?ご案内しましょうか?」
と言う清見に、冗談じゃないかと笑いますが、その後、本当に知れるのかと真剣な表情で聞きました。
自分と一緒に故人へ手を合わせて目を閉じることで、故人が伝えたい想いを見ることができると。
清見の言葉に従って行うと、自分が離婚して実家に戻ってきた時の記憶でした。
母の料理をおいしそうに食べ、自分では作れないと話していると
「いつでも作れるように、レシピを書いてあげる」
と笑顔で幸せそうに話す母がいたのです。
美幸は、母の想いを受け取って葬式をあげることができました。
葬式後、清見は美幸に呼び止められ、レシピノートのあるページを見せてもらいます。
そこには、母の愛が溢れていたのでした。
”故人と遺族の絆が結ばれた時、涙が星へと変わり魂を導くのです”
葬礼の案内人ネタバレ2~3話
「父さん、いじめってどう思う?」
息子である詠心(えいしん)は、父親に問いかけました。
清見は安置所で、若くして自死をした故人へ手を合わせています。
そこへ故人の父親である近藤誠が青ざめた顔でやってきました。
妻が5年前に亡くなり、仕事に逃げるようになった自分を息子は笑顔で送り出してくれていたと言います。
詠心の友人が1人暮らしみたいだと言ってきたときも、父が仕事をしてお金を稼ぎ、自分が家事をして協力しているんだと言ってくれるいい子でした。
そんな息子がどうして死んだのか…
清見がいじめという言葉を発しているのを聞いていたようで、何か知っていることがあれば教えてほしいと。
あの記憶を父親に見せてもいいのか迷いましたが、記憶を見るかどうかは父親に任せることにしました。
もしかすると、望まない答えかもしれないと伝えます。
ですが、自分に見せたい記憶があるなら見せてほしいと言われたので一緒に見ることになりました。
それは、学校での記憶。
詠心は、いじめをしていたのです。
誠が止めようと、記憶なので干渉はできないと清見に言われます。
教室へ戻ってきた詠心が、喧嘩がエスカレートしてしまって止められないと顔を歪めているのを見て、自分にSOSを出していたことに気づかされました。
清見はこの案内はしない方が良かったと後悔し、星も生まれないと感じていました。
葬式後、誠に呼び止められてある言葉をかけられました。
それを聞いた清見は、遺族の心が癒えるのに時間がかかっても星は生まれるかもしれないと思ったのです。
後日、祖父の墓参りで今回のことを報告し、案内人を辞めた方がいいのかと口にしようとすると強い風が吹き、言葉を飲み込みました。
両親を小さい頃に亡くしている清見は、祖父母に育てられました。
祖父は葬儀屋の案内人をしていましたが10年前に亡くなったのです。
祖父に手を合わせると、祖父の意識の中へ入りあるお願いをされました。
葬礼の案内人ネタバレ4話
祖父は、魂を天国まで導いてくれる神様だと言い、周りの星は故人と遺族を結ぶもので天国まで運んでくれると。
星がない人は、お届けさまへとたどり着くことが難しい。
だから、案内人は生まれた星を送り届けるのが仕事だと祖父は誇りを持って話しています。
祖父のことを送るなら自分がその仕事を継ぐと覚悟を話すと、祖父は喜んで跡を継いでほしいといいました。
そして、一緒に手を合わせて祖父の記憶を見ることに。
両親が亡くなったとき、祖父母と一緒に記憶を見てお星さまに
「いってらっしゃい」
と言ったからこそ、案内人を継いでほしかったと。
最後に、おばあちゃんをお願いと照れて天国へ行きました。
夢から目が覚めると、祖母が帰ってきており一緒にお菓子を食べることに。
すると、夢でおじいちゃんと会ったから元気になったねと言われ、祖母には悩み事があったことはお見通しだったようです。
道人は、星ができなかった人にも、いつかできる星を送り届けようと決意しました。
おじいさんの意思を受け継いだのですね。
葬礼の案内人ネタバレ5話
家に帰ると、溝上が祖母と話をしていました。
祖母の通っている料理教室の先生だったようです。
溝口が作った料理を出すと、地域の人に喜んでもらえたことや最後のレシピノートを受け取れたことで教室を開くことを決意できたと。
縁を感じた清見は、誠との縁が切れないように手紙を年に2回程度続いています。
仕事を変えて、いじめに関するボランティアもしており、最近になっていじめの被害者と対面する機会ができたと。
いじめられたことを許せないし、男子学生が近くにいるだけで恐怖が湧いてくると言われましたが、誠のボランティア活動は続けてほしいと伝えてくれました。
誠はこれからも詠心の償いをしていくと書いてあり、手紙から生まれた弱い星を送り出しました。
葬礼の案内人ネタバレ6~7話
大山大輔は消防士として活動中に事故死で亡くなりました。
清見が手を合わせていると、廊下から
「人殺し!」
という声が聞こえてきます。
嫁の梨沙が、後輩隊員である望月に詰め寄っていました。
自分のせいで死なせてしまったと後悔しているようですが、梨沙は受け止められないようです。
最後の挨拶があるからと、清見は2人を離しました。
そして、大輔に何があったのか知りたいかと梨沙に問います。
最期を知りたいと言い、一緒に手を合わせました。
大輔はガレキの下敷きになっており、梨沙は駆け寄りますが見ることしかできないと清見から言われます。
その間に、傷を負いながらも望月は大輔を助けようと必死ですがあることを言われました。
ある場所から声が聞こえ、望月が助けたところを見届けた大輔は最後の言葉を残して旅だったのです。
梨沙が泣いていると、息子の拓真は清見が泣かせたんだと思いタックルをしてきます。
生前に大輔とした約束を守っての行動でしたが、間違いだと気づいた拓真は清見に謝りました。
そして、梨沙は望月の元へ行き、さっきの発言を謝罪するのでした。
葬礼の案内人ネタバレ8~9話
清見が掃除をしていると、白田家のペットのブン太が肩に乗ってきました。
連絡を受けた飼い主の白田かよ子がやってきて、ブン太を引き取ると清見にあることをお願いしました。
そのお願いを受けた清見はかよ子との打ち合わせをすると、息子の亮一郎の話をしたようです。
モヤモヤした気持ちのまま、待ち合わせの日に。
ですが、かよ子が来ないので嫌な予感がしていると亮一郎から電話が来たのです。
かよ子に手を合わせてから、亮一郎にあることを伝えるのでした。
そして一緒に手を合わせると、かよ子とブン太がテレビを見ているところ。
かよ子の想いを知った亮一郎は、戻ってきてからかよ子へ謝り、あることを伝えました。
家に帰った清見は、白田親子のことを考えていると祖母に声をかけられました。
そして、祖父にもかけた言葉を伝えられるのです。
ですが、清見がモヤモヤしてしまうのも分かります。
葬礼の案内人ネタバレ10~11話
清見が目を開けると、以前も見たことのある景色で誰かが何かを話しています。
大木が祖父の名前を言ったので、清見は自己紹介をし、質問に答えていきます。
すると、何かに気づいた大木の中から1人の神様が出てきました。
驚いた清見ですが、あることを質問すると祖父がしでかした事件を聞かされるのです。
そんなことをした祖父ですが、その後も仕事は続けてくれたと。
その話を聞いた清見は笑顔になり、神様の言葉にも励まされ一輪の花をもらいました。
ですが後日、上司からの報告にショックを隠せません。
清見はある言葉を上司に言うと、その言葉を亮一郎に伝えてくれました。
数年後、見違えた亮一郎が清見の前に現れました。
そして、あの日の話をしてお礼を聞いた清見はうれしくなりました。
母の死を乗り越えた亮一郎は、ある場所へと旅たち、生まれた星を送ることができたのでした。
何年かかってもいいんだと感じました。
葬礼の案内人ネタバレ12~14話
清見は、ある人物の記憶を見ていました。
雄は、家を持たないかずおじちゃんと楽しそうに話をしていますが、少し寂しそうな表情もしています。
すると、部屋の外で言い争う声が聞こえてきたのです。
雄の父親である崇文とかずおじちゃんが言い争いをしていました。
かずおじちゃんは雄のノートを届けにきただけの様子。
清見は崇文を落ち着かせると、雄のことを話し始めました。
その後、今後について話し合い、雄の想いがあれば記憶を見せると言って崇文を雄のところへ連れて行きました。
一緒に手を合わせると、目の前には元気な雄の姿が。
そこでは雄とかずおじちゃんが楽しそうに過ごしていて、崇文は怒りを覚えましたが関係性を知ると後悔の念が押し寄せてくるのです。
2人で見ているノートを覗くと、あるものが描かれていて、それを見た崇文は雄の想いに気づき、今までのことを妻に謝ることを決意。
その後、突然体調を悪くした雄を心配して家の近くまで送ることにしますが、途中で倒れてしまうのです。
周囲に助けを求めますが、身なりのせいで誰も助けてくれません。
ですが、ある通りすがりの人が救急車を呼んでくれ、かずおじちゃんに雄がノートをお願いするところで記憶は終わりました。
戻ってきた崇文は、かずおじちゃんを追いかけて謝罪しました。
かずおじちゃんは怒ってなく、雄に託されたノートを渡して去ろうとしますが、最後に雄に会ってほしいと葬儀場へ連れて行くのでした。
身なりや年齢で判断しちゃいけないですよね
葬礼の案内人ネタバレ15~17話
夫の正吉を見ていると、最後まで秘密を教えてくれなかったとキヨは話しかけました。
火葬に日に清見が手伝いにきますが、見送りの人がいないのは大雨の方だと思っていましたが、キヨは雨のせいではないのと笑っているのです。
そして、自分に子どもができなかったから本家との関係が悪いのと話し始めました。
正吉の実家は裕福な資産家で、結婚してからしばらくして跡取りを産めない体と分かると追い出されそうになりました。
辛くなったキヨが家を出ようとしますが、正吉が守ってくれ家を捨てて一緒になろうと言ってくれたのです。
2人で暮らしていましたが、すぐに正吉は家に戻されてしまいます。
ですが、実家と跡取りを他の女性と作ると取引をしてキヨの元へ戻ってきました。
自分もそれを黙認するしかできなかったと。
清見が正吉に手を合わせると、少年と手をつないでいる風景が見えてきました。
その少年とタイムカプセルを埋めていると、一緒に住みたいと泣きながらお願いされますが、正吉は謝ることしかできない様子。
その数年後に正吉は亡くなってしまったのです。
弔問になると、びしょ濡れの少年が現れキヨがタオルを渡すと正吉の孫の弘人だと名乗りました。
それを聞いたキヨはすべてを理解しましたが、タイムカプセルのことを聞かれても分からないし、気持ちの整理がついていないのです。
そんな2人に、清見は正吉の記憶を見ないかと提案すると弘人はすぐに見ると言いましたが、キヨは迷っています。
もう話すことのできない正吉の想いが知れるならと見ることに。
その記憶は自宅の近くの公園でタイムカプセルを埋めたもの。
弘人が跡取りで亡くなったと知ったとき、キヨに話して引き取ろうかと思いましたが、キヨを失うことの恐怖で言えなかったようです。
そんなことで絆は壊れたりしない、とキヨは正吉に聞こえなくても伝えたのです。
葬礼の案内人ネタバレ18~20話
キヨと弘人は火葬場で一緒に居ますが、弘人はどう接していいか分からなかったのです。
弘人は正吉をキヨに取られたと思っており、何も言わずに葬式に出ようとしていたと後悔の言葉を口にします。
すると、大丈夫だと言い、一緒にタイムカプセルを掘らないかと提案され、公園に向かうことにしました。
一方、清見は葬式が無事に終わり帰ろうとすると声をかけられました。
その人は、雄の記憶で救急車を呼んでくれた男性ですが、清見自身は会ったことがありません。
困っていると、謝って自分も案内人の仕事をしていると告げたのです。
亜実と名乗った彼は、またどこかの葬儀場で会えるよと言って去っていきました。
数日後、美夏という9歳の少女の葬儀を取り仕切っているところにお坊さんの姿の亜実に会うのです。
美夏に手を合わせた清見は、この記憶を遺族に見せるべきか悩んでいます。
そんな清見を心配したのか、亜実は声をかけて両親は自分が案内すると。
どうすればいいか迷っている清見を置いて、亜実は案内を始めました。
どういう関りをしていくのか今後が気になります!
葬礼の案内人ネタバレ21~23話
美夏が洗濯物を取り込みながら父親へ文句を言いますが、そこへ現れた母親の様子がおかしく、恐ろしい目で見ているのです。
美夏の念は残ったままで、父親は母親を責めて自分は悪くないというばかり。
最悪な空気の中、2人を残して亜実と部屋を後にします。
どうすればいいか悩んでいる清見ですが、亜実はあることを伝えました。
あの一件から、清見のため息が止まりません。
目の前の人を助けるという考えは甘いと言われてしまったと喜原に相談しました。
祖父の時から仕事の内容を知っているので、大変なことをしているからすごいと言ってくれます。
そこで、どうして祖父のことも知っているのかと聞いてみると昔話をしてくれました。
喜原の母親は体の一部が悪く、父親から介護をしてもらいながら生活しています。
その父親が亡くなったので、喜原が介護をしようとしましたが拒絶。
それでもヘルパーの手を借りながらも、できる限り介護をします。
ある日、熱にうなされている母親が発した言葉が喜原の中で黒い感情が沸き上がっているうちに母親は亡くなってしまったようです。
その後、抜け殻になった自分に清見の祖父が喝を入れてくれ、記憶の中に連れて行かれます。
そこには、自分の介護ではなく喜原自身の人生を大切にしてほしいと思っている母親がいました。
そのことがあったから、今があるといいました。
清見は祖父の偉大さを再確認し、亜実に会いに行くことに。
葬礼の案内人ネタバレ24~27話
亜実に今の想いを伝えると、不敵な笑みを浮かべて連絡先を交換し帰っていきました。
ある日、葬儀屋の前で大久保美紀が怪しい動きをしていたので声をかけて中に入れます。
話を聞くと、母親から言われたことに困惑しているようですが、母親は心配させたくないから伝えたようです。
そこで清見は、プランについて丁寧に説明しますが、美紀の表情は険しくなっていくので言葉を選びながら葬儀を検討してもらいました。
なぜかいるはずの父親の名前が出てこないことに疑問を持ちましたが、深くは聞きませんでした。
それから数か月、病室にも通い2人でプランを決めてもらうことができたのです。
葬式当日、ある男性が会場近くでうずくまっています。
清見が声をかけると、雄の葬式であったかずおじちゃん(本名は大久保和成)だったのです。
故人に会わないのかと聞きますが、会えない事情があるようでした。
2人の雰囲気は最悪で、目も合わせません。
清見は故人に手を合わせると、ある記憶が見えたので美紀を呼びに行くと、和成を責めていたのです。
そこで2人を告別室に連れて行き、一緒に記憶を見てもらうことに。
その記憶は美紀の成人のお祝いできたレストランのもの。
待っても来ない和成にイライラする美紀ですが、母親はそうではないようです。
夫婦にしか分かり合えないこともあるようですが、和成が話さないことには寂しさを感じていました。
戻ってきた和成は、棺桶の前で本音を伝えたのです。
それを聞いた美紀は、和成の手を取り失った家族の時間を取り戻すために一緒に暮らすようになったのでした。
後日、和成から感謝の手紙が届きました。
葬礼の案内人ネタバレ28~30話
上永百合子と孫の光汰は、恭介と最後のお別れをしています。
光汰がすぐに目をそらしてしまうので、気になり声を掛けますが部屋へ行ってしまいました。
おじいちゃんっこだったからショックが大きいのではないかと。
時間が経っても戻ってこない光汰を百合子は探しに行こうとしますが、代わりに清見が行くと伝え、探しながら故人の記憶について考えていました。
見つけた光汰の投げやりな様子に、あることを話すとまた逃げ出しそうになるのです。
ですが、へたり込んだ後、清見に質問をしてきたので丁寧に答えました。
恭介を在宅介護していた光汰ですが、日々大変になっていき距離が段々と遠くなっていったのです。
その後に起きた大きな事件で取った行動が良かったのかどうか悩んでいます。
責任を取ろうとする光汰に、清見はある提案をします。
清見と光汰だけで、恭介の記憶をみることに。
恭介が豹変することが多くなり、光汰にもひどいことをしてしまうので罪悪感でいっぱい。
何かを伝えようとしますが、聞いてはもらえないこともあり、自分で命を絶とうと何度も行いますができなかったようです。
ですが、光汰は何を伝えたかったのか理解することができました。
ショックも大きいですが、清見の言葉で前を向いて今後のことを考えることができたようです。
光汰から生まれた星は、空へと帰っていきました。
まとめ
これまで”葬礼の案内人ネタバレ!故人の最後の想いを遺族に伝える物語!”のテーマでお伝えしてきました。
ここまで「葬礼の案内人」のネタバレと感想を紹介してきました。
これからも様々なケースの故人と遺族が登場してくるのでしょうね。
そのケースに向き合い、案内人として成長していく清見にも注目していきたいです!
それでは今回は、「葬礼の案内人ネタバレ!故人の最後の想いを遺族に伝える物語!」と題してお届けしました。